グルメ
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비빔국수 (bibimguksu) — 汁なしで混ぜて食べる、夏の一杯
비빔국수 (bibimguksu) は、「汁なしで肉や野菜などといろいろな薬味を入れ、混ぜて食べる麺」という意味です。8月の真昼、熱いスープなんて見るのも嫌だという日に、韓国の人たちが粉食店(분식집)のドアを開けて真っ先に頼むのが、まさにこの一杯です。冷水で洗って水気を切った白いそうめんの上に、赤い薬味だれがおたま一杯
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빈대떡 (bindaetteok) — 雨の日、緑豆をひいて焼く一枚の전 (jeon)
**빈대떡 (bindaetteok)** とは、水にふやかした緑豆をすりつぶし、野菜や肉などを混ぜて丸く平たく焼いた전(チヂミ)のことです。韓国語を学ぶ人がこの単語に初めて出会う場所は、たいてい次の三つのうちのどれかでしょう。雨の日に路地から漂ってくる油の匂い、昔ながらの市場の屋台に並ぶ長い行列、そして名節(お盆やお
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초밥 (chobap) — ご飯がなければ초밥ではありません
**초밥 (chobap)** は、酢と塩で味つけしたご飯を小さく握り、その上に魚をのせたり、のりや油揚げなどで包んだりして作る日本の料理、つまり英語でいう sushi を指す韓国語です。ところが韓国で、この言葉がいちばんよく飛び交う場所は、意外にも静かな高級和食店ではありません。夜の八時、近所のスーパーの惣菜コーナー
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닭볶음탕 (dakbokkeumtang) — 雨の日、一つの鍋を囲むピリ辛の鶏料理
**닭볶음탕 (dakbokkeumtang)** は、鶏肉をぶつ切りにして、にんにく・醤油・砂糖などの薬味と水を入れて煮込んだピリ辛の鶏料理、という意味です。窓の外では雨が降っていて、鍋からは粉唐辛子の匂いが立ちのぼり、じゃがいもは煮汁を吸って黄色くほろりと崩れ、四膳の箸が同じ鍋に伸びていく — 韓国の人がこの単語を
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돈까스 (donkkaseu) — お皿より大きな揚げ物一枚に詰まった、韓国の外食の記憶
**돈까스 (donkkaseu)** は、豚肉を薄く広げて塩こしょうで下味をつけ、小麦粉・卵・パン粉の順に衣をまとわせて油で揚げた料理を指す言葉です。韓国語を学んでいる人なら、この単語には教室よりも先に食堂で出会うことになります。お昼どきに同僚たちが「오늘 뭐 먹지? (oneul mwo meokji? / 今日は
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겉절이 (geotjeori) — キムジャンの日、その一日だけの味。熟成する前に食べるキムチ
**겉절이 (geotjeori)** は、白菜やサンチュ、大根といった野菜に薬味を和えて、発酵を待たずにすぐ食べられるようにしたおかずのことです。韓国の食堂でご飯を頼んだら、キムチが二皿出てきた——そんな経験はありませんか。一つは色が濃く、汁が赤くて、酸っぱい匂いがします。もう一つは白菜の葉がまだ緑色で、薬味は表面に
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길거리 음식 (gilgeori eumsik) — 売る場所が名前を決める
**길거리 음식 (gilgeori eumsik)** は、「道端で手軽に食べられるように売られている食べ物」という意味です。座って順番に料理が運ばれてくる食事ではなく、立ったまま紙コップを持って、ふうふうと冷ましながら食べる食事のことです。
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입이 짧다 (ibi jjalda) — 食卓の前で箸が進まない人に使う言葉
**입이 짧다 (ibi jjalda)** は、好き嫌いが多くて、一度に食べる量も少ないという意味です。韓国の人が、食卓を前にして箸のあまり進まない人を見たとき、真っ先に口にするのがこの言葉です。会食の席で取り皿がそのままの人、おかずを十品並べても海苔一枚しかつままない甥っ子、新しくできた人気店に連れて行っても「僕は
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입이 심심하다 (ibi simsimhada) — お腹が空いたのではなく、口にやることがないだけ
夕食をしっかり食べました。お腹は確かにいっぱいです。ところがソファに座ってドラマを一本つけた瞬間、手が何度も台所の引き出しのほうへ伸びていきます。**입이 심심하다 (ibi simsimhada)** は、お腹が空いているわけではないのに何か噛みたくて口の中が物足りない、という意味です。韓国の人が夜十一時にコンビニの
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칼국수 (kalguksu) — 雨の日、韓国人が真っ先に思い浮かべる麺どんぶり
**칼국수 (kalguksu)** は、小麦粉の生地を薄く伸ばして包丁で細く切った麺、またはその麺を入れて煮込んだ汁物料理のことです。名前をそのままほどくと、「칼 (kal, 包丁)」で切った「국수 (guksu, 麺)」。機械で押し出したつるんと均一な麺ではなく、生地を麺棒で伸ばして包丁でざくざく切った麺なので、太
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콩국수 (kongguksu) — 夏が来ると麺屋のガラス戸に貼られる言葉
**콩국수 (kongguksu)** は、大豆をすりつぶして作った白い汁に麺を入れ、冷たくして食べる夏の料理という意味です。韓国の7〜8月、昼の気温が30度を超え始めると、町の麺屋のガラス戸に「콩국수 개시 (kongguksu gaesi)=コングクス始めました」と書いた紙が貼られます。その日から、昼休みの会話はた
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손이 크다 (soni keuda) — 6人しか来ないのに、チャプチェをたらい一杯つくる人
**손이 크다 (soni keuda)** は、一度に用意する量や人に振る舞う量がとびきり多い、つまり気前がよくて太っ腹だ、という意味です。手そのものの大きさを測る言葉ではありません。その人が何かをすくって器に入れるとき、手にどれだけの量がついてくるか——それを言い表した表現です。
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떡꼬치 (tteok-kkochi) — 学校前の路地で学ぶ韓国語
**떡꼬치 (tteok-kkochi)** とは、**가래떡 (garae-tteok、棒状の白餅)** を短く切って木串に3〜4個ずつ刺し、油で焼いたあと、甘辛いタレを刷毛で塗って食べる韓国の屋台グルメのことです。汁気がまったくないので、片手に持って歩きながら食べられる——そこがこの食べ物のアイデンティティです。
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떡갈비 — 떡(餅)が入っていないのに、なぜ떡갈비なのでしょう
韓国の食堂のメニュー表でこの三文字を初めて見ると、たいていの人は一瞬とまどいます。떡(餅)? 갈비(カルビ)? この二つがなぜくっついているのでしょう。**떡갈비 (tteokgalbi)** は「刻んで味つけしたカルビ肉を、餅のように形づくって焼いた料理」という意味です。名前に떡(餅)が入っていますが、実際には餅はひ
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아귀찜 (agwijjim) — 冬の飲み会で真っ先に飛び出す名前
冬の夕方、退勤途中の路地で「今日は何食べようか?」という言葉が出ると、高い確率で飛び出してくる名前があります。**아귀찜 (agwijjim)** は、アンコウという魚にもやしとセリをたっぷりのせ、辛いヤンニョムで和えてとろりと蒸し上げた韓国料理のことです。名前に「찜(蒸し物)」がついているので、やさしく湯気の立つ料理
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백숙 (baeksuk) — 味付けなしでじっくり煮込んだ一杯、복날 (boknal) の韓国語
夏が真っ盛りを迎えると、韓国の渓谷の入り口や市場の路地には、大きな釜から白い湯気が立ちのぼる店が軒を連ねます。その前に人が長い列を作っていたら、十中八九、今日は복날 (boknal・伏日) です。**백숙 (baeksuk)** は、肉や魚を特別な味付けをせずに水に入れてじっくり煮て火を通すこと、またはそうして作った料
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반반무많이 — 五文字で終わるチキンの注文
**반반무많이 (banbanmumanhi)** は、「チキンを一羽、ヤンニョム半分・フライド半分にして、チキン用の大根の漬物は多めにください」という意味です。金曜の夜九時、電話の向こうから「はい、ご注文ですか?」と聞こえてくると、韓国の人は挨拶も省いてこの五文字を投げます。すると相手は聞き返しません。味の選択が二つ
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초당옥수수 — 茹でずにそのままかじる夏のトウモロコシ
**초당옥수수 (chodangoksusu)** は、茹でも蒸しもせず、生のままかじっても甘いほど糖度の高い夏のトウモロコシの品種を指す言葉です。6月の終わりになると、韓国のスーパーの野菜売り場やネットの産直市場に緑の皮をかぶったまま積み上がりはじめ、人はその箱を見て「ああ、夏が来たな」と思います。皮をむくと粒がびっ
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곰탕 (gomtang) — 一晩じっくり煮込んだスープ一杯に込められた言葉
곰탕 (gomtang) は、牛肉と牛の骨を長時間じっくり煮込んだスープという意味です。韓国の人がこの言葉を口にする場面は、意外と決まっています。前の日に飲みすぎた翌朝、誰かが何日も寝込んでいるとき、引っ越しの荷物を運び終えて家族全員がくたくたになった夜。つまり「今、体に何かを入れなければいけない」というサインが灯った
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곱빼기 (gopppaegi) — 一つの器に二人前を盛る言葉
**곱빼기 (gopppaegi)** は、二人前の料理を一つの器に盛ったもの、さらに広く「二倍の分量」を指す言葉です。韓国の街の中華料理店に入って席に着くと、隣のテーブルからこんな注文が聞こえてきます。**짜장면 곱빼기요 (jjajangmyeon gopppaegiyo)**。しばらくすると、器は普通のものとまっ
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핫도그 (hatdogeu) — パンに挟んだものも、棒に刺したものも「핫도그」です
**핫도그 (hatdogeu)** は、細長いパンに縦の切れ目を入れてソーセージを挟んだ食べ物と、長いソーセージに棒を刺して小麦粉の衣をつけ油で揚げた食べ物と、その両方を指す言葉です。一文にまとめるなら「ソーセージをパンか衣で包んだ食べ物」ということになります。英語の hot dog から入ってきた外来語ですが、韓国
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잔치국수 (janchi-guksu):잔치がなくても食べる麺、そして「국수 먹여 주다」
잔치국수 (janchi-guksu) は、細く打ったそうめんを茹でて、煮干しと昆布でとった澄んだだしに入れ、その上に炒めたズッキーニ・にんじん・錦糸卵・刻み海苔といった具をのせていただく韓国の麺料理のことです。名前を文字どおりに読み解けば「잔치(宴)で食べる麺」。ところが、いまの韓国の人がこの麺に一番よく出会うのは、
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짬짜면 (jjamjjamyeon) — 짜장면 (jjajangmyeon) か 짬뽕 (jjamppong) か、選べないときの一杯
**짬짜면 (jjamjjamyeon)** とは、짜장면と짬뽕を一つの器に半分ずつ盛り分けて出してくれる、中華料理店のメニューのことです。器の真ん中に仕切りが立っていて、片側には黒い짜장면、もう片側には赤い짬뽕が、それぞれ半人前ずつ盛られて出てきます。
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짜파구리 (jjapaguri) — 袋麺を二つ、一つの鍋に入れると名前が生まれる
**짜파구리 (jjapaguri)** とは、チャジャン麺系のインスタントラーメン「짜파게티 (jjapageti)」と、ピリ辛の海鮮ラーメン「너구리 (neoguri)」を一つの鍋で一緒に煮て食べる、韓国式のインスタントラーメン料理のことです。二つの商品名の前half と後半を切り取ってつなげた言葉なので、これは料
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컵밥 (keopbap) — 立ったまま5分で空にする一食
**컵밥 (keopbap)** とは、紙コップのような形の使い捨て容器にごはんを入れ、その上におかずとソースをのせて、スプーン一本で混ぜて食べる、安くて速い一食のことです。塾の授業が終わって次の授業まで20分、昼休みは短くて座る席もない — そんなとき、人は屋台の前に立ったままこの一杯を空にして、また走っていきます。
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콩나물국밥 (kongnamul-gukbap) — 昨夜を消してくれる、熱い一杯
昨夜が少し長かったなら、翌朝、韓国の人が真っ先に思い浮かべる言葉が一つあります。コーヒーでもなく、水でもありません。トゥッペギ(土鍋)の中でまだぐつぐつ煮えている、豆もやしが山盛りのスープです。
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물회 (mulhoe) — 氷を浮かべた、夏の東海岸の一杯
물회 (mulhoe) とは、薄く切った刺身にきゅうり・梨・エゴマの葉といった野菜をのせ、甘酸っぱいタレと氷のように冷たいスープを注いで、スプーンですくって食べる東海岸式の刺身料理のことです。名前のとおり、「물 (mul、水)」に浸して食べる「회 (hoe、刺身)」なんですね。
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라볶이 (rabokki) — 麺を一玉入れただけで、名前が変わる
韓国の粉食店(분식집 / bunsikjip)のメニュー表を見ると、**떡볶이 (tteokbokki)** のすぐ下にもう一つ名前が並んでいます。**라볶이 (rabokki)** です。라볶이 とは、떡볶이 にラーメンの麺(**라면 사리 / ramyeon sari**)を入れて一緒に煮て食べる粉食のこと。タレの
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수제비 (sujebi) — 雨の日に、手でちぎって落とす、スープひと椀
**수제비 (sujebi)** は、小麦粉をこねた生地を、煮立ったスープに手で少しずつちぎって入れて煮た料理、という意味です。窓の外では梅雨の雨が降りしきり、台所ではいりこだしが煮立ち、誰かが大きな生地の塊を持って立って、親指と人差し指で薄くちぎっては鍋に落としていく — 韓国の人が「수제비」という言葉を聞いて真っ先
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뜨아 — 韓国のカフェで、二文字で終わる注文
**뜨아 (tteua)** は「뜨거운 아메리카노 (tteugeoun amerikano)」=ホットアメリカーノを二文字に縮めた言い方です。カフェのレジの前で、オフィスでコーヒーの注文をまとめるときに、メッセンジャーで「나 뜨아」とひとこと投げるときに使います。韓国でカフェに入ったことのある人なら一日に何度も耳に
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밥심 (bapsim) — ご飯を食べてこそ力が出る、という韓国語表現
**밥심 (bapsim)** は、ご飯を食べたあとに生まれた力、という意味です。韓国では、誰かがぐったりしていると「좀 쉬어 (jom swieo/少し休んで)」よりも先に「밥은 먹었어? (bab-eun meogeosseo?/ご飯は食べた?)」が出てきます。疲れている人に、休息よりまずご飯をすすめる——この順番
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복날 (boknal) — 一年にたった三日、いちばん暑い日にいちばん熱いものを食べる日
7月中旬になると、韓国のサムゲタン店の前には昼どきのたびに、路地を回り込んで伸びていく行列ができます。冷房の効いた涼しいカフェを差し置いて、わざわざ土鍋から湯気がもうもうと立つスープの前に座ろうと、みんな30分も立って待つのです。その行列の理由が、今日の表現です。**복날 (boknal)** は、夏のいちばん暑い時期
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청국장 (cheonggukjang) — 匂いで怖がらせ、味で捕まえる発酵チゲ
**청국장 (cheonggukjang)** は、ゆでた大豆を発酵させて作るテンジャン(味噌)の一種、またはそれで煮込んだチゲのことです。韓国人の友達の家の玄関を開けたとたん、鼻のほうが先に驚くような匂いがふわっと押し寄せてくる。それなのに家主のほうは平然と食卓の支度をしている。そんなときは、台所で煮えているのはまず
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닭강정 (dakgangjeong) — 冷めてからが本当においしい韓国式チキン
今日の表現は **닭강정 (dakgangjeong)** です。닭강정とは、一口大に切った鶏肉を二度揚げし、水あめとコチュジャンを混ぜたとろりと粘るタレで和えた料理のことです。韓国の市場の路地を歩いていて、やけに行列の長い店を見かけたら、そのうちの一軒はまず間違いなく닭강정の店です。大きな鉄板の上で、揚げた鶏をヘラで
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어묵 (eomuk) — 冬の屋台の前で覚えるひと言、そして「오뎅」との距離
**어묵 (eomuk)** は、魚の身をすりつぶし、塩や小麦粉などを加えて練り、火を通した食べ物、という意味です。韓国の冬の夕方、地下鉄の出口を上がると、湯気で白くけぶった屋台(포장마차, pojangmacha)が立っていて、その中で長い木串に折りたたむように刺され、熱いスープの中で列をなして揺れているもの — そ
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갈비탕 (galbitang) — 結婚式場でも、二日酔いの朝でも出てくる、あの汁物一杯
갈비탕 (galbitang) は、牛のカルビ(あばら骨)をぶつ切りにして入れ、長い時間じっくり煮込んだスープ、という意味です。韓国でこの言葉が飛び交う場面は、思ったよりはっきり決まっています。土曜の昼、結婚式場の地下宴会場。飲み会の翌日、正午のオフィス。久しぶりに両親を連れて入った韓国料理店。この三つには「今日は何で
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감자전 (gamjajeon) — 雨の日、窓の外を見ながら口にする言葉
梅雨の雨が窓ガラスを叩きはじめると、韓国の人はほとんど反射的に同じ言葉を口にします。「비 온다. 감자전이나 부칠까? (bi onda. gamjajeonina buchilkka?)」——「雨だ。감자전でも焼こうか」。**감자전 (gamjajeon)** は、じゃがいもを細かくすりおろす、または細く千切りにして
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계란말이 (gyeranmari) — 名前の中に作り方が入っているおかず
계란말이 (gyeranmari) は、溶いた卵をフライパンで焼きながら、くるくると巻いて仕上げた料理、という意味の言葉です。韓国人がこの単語を聞くと、頭に浮かぶ絵はほとんど同じです。黄色い円柱を厚めに切って並べたお皿、断面ごとにのぞく緑のねぎとオレンジのにんじん、そして食卓に置かれた瞬間、箸がまっさきに向かう場所。
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계란빵 (gyeranppang) — 冬の屋台で、手が先に覚えているパン
**계란빵 (gyeranppang)** は、「小麦粉の生地に卵を入れて、蒸したり焼いたりしたパン」という意味です。冬の夕方、地下鉄の出口の前や学校前の路地で、四角い鋳鉄の型から白い湯気が立ちのぼる屋台の横を通り過ぎたことがあるなら、あの型の中に並んで座っていたものが、まさにこのパンです。細長い型に生地を流し込み、そ
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짜장면 (jjajangmyeon) — 引っ越しの日、段ボールの上で食べる黒い麺一杯
**짜장면 (jjajangmyeon)** は、中華風の味噌に肉や野菜などを入れて炒めた合わせだれに麺を混ぜて食べる料理、という意味です。黒くとろりとしたたれを白い麺の上にかけて出すと、受け取った人が箸で下から上へひっくり返しながら混ぜて食べます。韓国の中華料理店はどこへ行ってもメニューの一番上の行にこれがあり、デリ
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찜닭 (jjimdak) — 大皿をひとつ真ん中に置いて、まず春雨からすくい上げる言葉
**찜닭 (jjimdak)** は、ぶつ切りにした鶏肉を、じゃがいも・にんじん・玉ねぎなどの野菜と春雨といっしょに、しょうゆ味のタレで汁気が少なくなるまで煮込んだ韓国式の鶏料理、という意味です。一人に一皿ずつ出てくる料理ではなく、大きな皿がひとつ食卓の真ん中に置かれて、四人が同時に箸を伸ばす料理です。だからこの単語は
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매운탕 (maeuntang) — 刺身を食べ終えたころに出てくる赤い鍋
**매운탕 (maeuntang)** は、魚と野菜を入れてコチュジャンを溶き、辛く煮込んだチゲという意味です。韓国ドラマで海辺の場面になるとほぼ必ず出てくるあの赤い鍋、刺身屋で刺身を食べ終えて皿を下げてもらったあとに、遅れて食卓に上がってくるあのスープ、それが매운탕です。釣り場で釣り上げたばかりの魚を前にして、みんな
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막국수 (makguksu) — そば麺を冷たい汁に入れていただく、夏の一杯
**막국수 (makguksu)** は、そば粉で作った麺をキムチの汁や出汁に入れて食べる麺料理、という意味です。真夏の昼下がり、エアコンの風だけではどうにもならない……そう感じたときに韓国の人が思い浮かべるのが、この一杯です。氷の浮いた冷たい汁に麺を泳がせて食べることもあれば(**물막국수 (mul-makguksu
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무한리필 (muhanripil) — お代は一度きり、お肉は最後まで
**무한리필 (muhanripil)** は、一度お代を払えば、決められたメニューを追加料金なしで好きなだけおかわりできる販売方式、という意味です。韓国で焼肉屋の並ぶ路地を歩いたことのある方なら、この四文字に必ず出会っているはずです。赤い文字に感嘆符まで付いた「삼겹살 무한리필 15,000원」のような看板です。
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탕수육 (tangsuyuk) — 짜장면のとなりに、もう一皿頼む理由
今日の表現は **탕수육 (tangsuyuk)** です。탕수육 とは、衣をつけて揚げた肉に、酢・醤油・砂糖・野菜などを入れて煮立てたでんぷんのあんをかけて作る中国料理、という意味です。英語の sweet and sour pork、日本語の酢豚(すぶた)にあたる料理だと考えて、大きく外れることはありません。
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육개장 (yukgaejang) — 悲しみの席にも、真夏の暑さにも、同じ一杯のスープ
**육개장 (yukgaejang)** は、「ゆでた牛肉を細かくほぐして入れ、ピリッと辛く味つけして煮た汁物」という意味です。赤いスープの中に、繊維に沿って裂いた牛肉、長ねぎ、わらび、里芋の茎、もやしがいっしょに入っていて、唐辛子粉を油で溶いてから加えるので、色がひときわ濃くなります。表記は「육개장」ですが、発音は
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육회 (yukhoe) — 市場の路地で学ぶ、今日の韓国語表現
**육회 (yukhoe)** は、牛肉を細く切っていろいろな薬味で味つけし、生のまま食べる料理、という意味です。韓国の人がこの言葉を口にする場面は、だいたい決まっています。焼肉屋に座ってメニューを開いたとたん「일단 **육회 (yukhoe)** 하나 시킬까?(とりあえずユッケ一つ頼もうか?)」と聞く瞬間。そして、
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보쌈 (bossam) — 肉一皿ではなく、食卓ひとつを呼ぶ言葉
**보쌈 (bossam)** は、茹でた豚肉を薄く切って、白菜の葉やキムチに包んで食べる料理という意味です。名前の中にすでに食べ方が入っている言葉なので、韓国の人にとって「보쌈 시킬까? (bossam sikilkka)」は、メニューをひとつ選ぶ言葉というより「今日は食卓を広げて、みんなで囲もう」という提案に近いも
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불고기 (bulgogi) — 「불」が入っているのに、どうして辛くないのでしょう
**불고기 (bulgogi)** とは、薄く切って味付けした牛肉や豚肉を火で焼いた、韓国の伝統料理のことです。韓国の人にとってこの単語は、メニューの一行である前に、ひとつの情景に近いものです。お客さんが来る予定の夕方、台所から醤油と砂糖の煮詰まる匂いがしてきて、フライパンの上で肉と玉ねぎがジュージューと音を立てはじめ
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닭갈비 (dakgalbi) — 名前は「カルビ」なのに骨がない理由
**닭갈비 (dakgalbi)** は「鶏のカルビや肉で作った料理」という意味です。韓国で誰かが「우리 닭갈비 먹을까?」と言うとき、それはメニューを一つ選ぶ言葉というより、その晩の過ごし方そのものを決める提案に近いものです。大きな鉄板が運ばれてきて、肉とキャベツと餅(トック)に火が通るまで十分ほど待たなければならず